男女七人秋物語 TVドラマDVD

平野ノラさんのブームのお陰もあり、バブル時代に思いをはせているとき、偶然レンタルショップで見かけ、借りて観たものの、あまりにも良かったので、全巻DVDの大人買いをしてしまいました。

「男女七人秋物語」は、1986年の「男女七人夏物語」の続編で、翌年の10月から放送されたドラマです。

明石家さんま演じる今井亮介と、大竹しのぶ演じる神崎桃子のラブコメディーで、観たことはないけれど耳にしたことはある、という方が多いのではないでしょうか。

言わずと知れた、二人を結婚に結びつけたドラマでもあります。

バブル真っ盛り、パワフルで勢いのある時代を生きている男女を描いたドラマは、恋愛以外に、笑いや涙、仕事や友情など、様々な要素が盛り込まれ、その当時の時代背景も垣間見れ、心底楽しめる内容となっています。

特に夏物語の方は、明るく視聴後の爽快感は、ドラマの中でも歴史に残る逸品だと言えるくらいの傑作ではないでしょうか。

しかし、今回、お勧めしたいのは、秋物語の方です。

亮介と別れ、桃子は夢を叶えるためアメリカへ旅立つ、というエンディングで夏物語は幕を閉じたのですが、亮介が通勤で利用しているフェリーの中で二人が再会するところから秋物語は始まります。

片岡鶴太郎演じる貞九郎以外に新メンバー四人を加えた七人で物語は進むのですが、軽快だった夏と違い、複雑に絡み合う人間関係とそれぞれの気持ちに、明るい要素は随分押えられ、結末まで目が離せないストーリーとなっています。

以前はただただ暗いドラマ、という印象しかありませんでしたが、酸いも甘いも人並みに経験した年代を迎えた私には、秋物語がとても深く心に染みました。

亮介を振りまわすワガママな桃子に、当時は全く理解できなかった私も、時間の経過と経験により、彼女の気持ちにも寄り沿うことができました。

この作品のお陰で、古い名作と呼ばれるドラマを改めて見るようにもなりました。

夏物語しか知らない方はもちろん、どちらも知らない方、御存知の方、多くの人に見て頂きたい作品です。