涙が止まらない!夫婦愛の映画「アンコール!!」

先週、「アンコール!!」という映画を借りてきました。

私は普段、映画を観て泣くということは滅多にないのですが、久しぶりに号泣してしまいました。

気難しい性格の夫アーサーと、素直で前向きな妻マリオン。

2人暮らしをしているこの老夫婦ですが、妻のマリオンは病気を患っていました。

余命わずかと宣告されており、アーサーもマリオンもやがてくる死に怯えながらも、そんな現実を受け入れて生活をしていました。

マリオンの唯一の楽しみは、老人仲間との合唱でした。

しかし、妻の病状を心配する夫アーサーは、マリオンを外に出そうとしません。一方、マリオンを励まそうと、自宅まで迎えに来る合唱仲間たち。

アーサーは仲間たちを追い返そうとするのですが、マリオンは合唱に行きたいと必死に訴えます。行かせてもらえないなら口をきかない!とまで言われたアーサーは、仕方なく妻を送り出します。

予選会に出場したマリオンたちのチーム名は「年金Z」。

病気のマリオンは立派にソロパートを歌い上げ、見事予選を突破し、本大会の出場権を得ます。

そんな時、突然悲劇がやってきます。

朝起きると、アーサーの隣で寝ていたマリオンが死んでいたのです。

息子とも上手い関係を築けていなかったアーサーは、これで一人孤独な生活を強いられます。

そんなアーサーを救ったのは、やはり合唱でした。

徐々に心を許し始めたアーサーは合唱チームに加入することを決意します。

レッスンを重ね、いよいよ本番を迎えるのですが、当日、時間になっても結局アーサーはやってきませんでした。

そんな中、合唱の大会で、問題が起こります。

本大会では、真面目な合唱チームばかりが出場する中で、年金Zが歌う曲は、明るいけれど少し下品な音楽だったため、リハーサルの段階で出場することができないと判断されてしまうのです。泣く泣く引き上げようとする年金Zのメンバーたちでしたが、そこに立ち向かったのが、遅れて到着したアーサーでした。

本大会で歌うことを許されなかった年金Zたちは、アーサーとともに裏口から再び舞台に上がり、強引に歌い始めます。

下品な歌も観客からの評判は上々で、マリオンが歌う予定だったソロパートはアーサーが見事に熱唱し、見事3位入賞を果たします。

不仲だった息子も娘を連れて会場で父の姿を観ていました。

メンバーが乗る帰りのバスに、アーサーの姿はありませんでしたが、実は息子と孫と一緒に家まで帰っていました。

妻の死を受け入れ、妻の歌うはずだったパートを歌い上げ、息子との関係も修復できたアーサー。

映画を観ていると、頑固さの中にも彼の繊細な部分をよく見かけます。しばしば乱暴な性格の自分を責めたりもしています。

この映画で最も印象的だったのは、そんな自分のことを責めるアーサーの隣に病気と闘うマリオンが寄り添い、彼を慰めるシーンです。

本来、辛いのは病気の妻の方なのですが、そんな状態でも夫への愛する気持ちがこちらまで伝わってきました。

「夫婦って良いもんだな」と感じさせる見事な映画でした。涙なしではいられません。